YOASOBIとユーミンと

最近、ユーミンの「埠頭を渡る風」を聴いていて、なんとなく切なくなって何度も聴き直していました。
この曲に妙な新しさを感じたのだけど、リリースは1978年。45年前なんです。
この45年前の作品に新しさを感じたのはなぜだろう?

かなりわからなくなって何度も聴き直していたんですが、なんとなく最近のYOASOBIの歌詞の雰囲気に似ているな、と思ったところで合点がいきました。
「埠頭を渡る風」の中に、小説一冊分くらいの情緒が入っているんだな、と。

YOASOBIの曲自体は最近の打ち込み系の技巧がたくさん盛り込まれているけど、歌詞については原作小説を元にするからストーリー性が豊か。(最近のJ-POPは印象的な語彙を並べるだけのことが多いので、そこで大きな差がある気がする。)

そうか、50年前にユーミンがやっていたことって、こういうことだったのか……と、改めてヒットの秘密にほんの少し近づいた気がして嬉しかった。
当たってるかどうかはわからないけど。

今日も、YOASOBIとユーミンをヘビーローテーションで聴いている。
心に湧き上がる、なんとなく切ない感じを抱えながら。

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Posted by ichizy