溶けるタオル
バスタオルがくたびれてきていたので、夏に買ってきたんです。100円ショップなのに400円もする高級品ですよ！ 真っ白でフカフカで、
「これってホテルのタオルじゃない？」
ってくらい良さそうだったんです。なので1本お試しして、さらに追加で買って、お風呂上がりはフカフカのお楽しみになっていました。
そして、半年。いやぁ、驚きました。タオルって、溶けるんですよ！
洗っても、洗っても、未だに洗濯の度に繊維が抜けて、ゴミ取りネットは真っ白の毛クズになります。他の洗濯物と一緒に洗ったりしたら、それこそ抜け落ちた繊維がこびりついて真っ白に！ 黒いTシャツは、グレーになります。
それでも最初は、「10回くらい洗えば落ち着くんじゃないか……」と思っていたんですが、いやはや、早半年。もう30回くらい洗っているハズなんですが、未だに落ち着きません。
タオルって、50回くらい洗濯すると繊維が硬くなって寿命らしいんですよね。うちは5本用意して週ごとにローテーションで使っているので、代替寿命は1年間。もう、寿命の半分は使っているんですが……相変わらず、ケバケバです。
で、わかったんです。
このまま洗い続けると、タオル、無くなりますよ。どんどん溶けているんじゃないか？ きっとそうに違いない。
そうそう、水で洗わなくても、髪の毛を拭いているだけで繊維が落ちます。ほんと、水を吸う代わりに繊維が犠牲になって落ちていくんじゃないか、ってくらい。
最初は期待していたんだけどなぁ。反面教師的なタオルを使ってみて、「良いタオル」ってものについていろいろイメージが固まりました。それは良かったかな……