こどもの日

2022年5月8日

5月5日はこどもの日です。脈々と受け継がれてきた生命の鎖。誰かは誰かの子供だろう、ということで日本の国土で過ごす子供たち(大きな子供含む)の健やかな成長を祈念しようというわけです。

成長というのは生きている限り放っておいてもしてしまうもので、これは徹底的に拒絶をしないと避けられないものだと思いわれます。しかし「拒絶も成長」(いやいや期とかありますからね)と捉えると、その拒絶すらが避けられない時の流れ中に含まれているわけですが。

さて。各地の川にこいのぼりが泳いでいます。昔は戸建ての家にはこいのぼりが立っている、みたいな風景はよく見られたのですが、そういえば最近は全く見かけない。地方の農家とか、比較的大きな由緒あるお家くらいしか、雛人形の多段飾りとか五月人形、こいのぼり、なんてないんじゃないですか?

さて、どうなったのか。公共空間に進出してきたんでしょうね。イベント化して誰でもウェルカムのお祭りにする。そのお家の子供だけではなく、誰かが誰かの子供である以上、大人も喜んで参加できる。しかもこの「こいのぼり」子供が大きくなったら本家で飾ることもないわけだから、寄付で賄うこともできる。(捨てるのはもったいないから、もらって欲しい……って需要はありますからね。)

で、ちょっとドライブするだけで、色んなところのこいのぼりまつりを見られます。珍しければ集客になるんだろうけど、アチラコチラでやっているとね……地域の寄り合いみたいなものもあって、ルーチンでやっているようなところはくたびれていたりして面白い。

子供たちの成長を祈念しつつ、育てる環境(親の方?)は老いて去っていくんだな、と自然の摂理を感じたのであります。

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Posted by ichizy